オーガニックスタジオ新潟株式会社にてインターンシップを体験したYさんに感想を伺いました。
企業をご自身の言葉で紹介して下さい。
オーガニックスタジオ新潟様は新潟市を拠点としている自社設計・自社建築を旨とする比較的、小規模な社員10名程の住宅工務店です。少ない人数ながらも、年間20棟の住宅を建築(リノベーションも含む)しており、オガスタの愛称で親しまれています。
オガスタさんの特徴は、自然素材の積極的な活用、快適かつ経済的な温熱環境の実現、あたたかい町並みへの寄与を目指すような緑を取り入れた外構など、嘘のない長く愛されるような住宅をつくっている点です。
また、建売住宅とは違い、施主の希望する家を設計者と相談しながら、プランを練り上げてつくっていくので、愛着の湧くオーダーメイドな住宅を一軒一軒建て、さらに定期的なアフターメンテナンスも行うなど、家の構想段階から実際に住んでからの「家の一生」に付き合ってくれる会社です。
実際に働く社員の方々も、たった1日の訪問でしたが、ご自身の仕事のお話や、社内の雰囲気のお話をされていた時の笑顔が印象的でした。仕事に誇りをもち、職場環境に充足感を感じていることが伝わってきました。社員の方同士の円滑なコミュニケーションが取れた風通しの良い、明るく素敵な会社だと感じました。
どんな事を体験しましたか?
1.会社の概要説明
2.代表者の方のお話
・創業に至るまでの経緯
・住宅産業のこれまでと現状
・オガスタの取り組み
・これからの展望
3.アフターメンテナンスの体験(モデルハウスにて)
・床無垢材の汚れ削り、蜜蝋ワックス塗り
・室内温度計測、結露発生箇所の確認
・全熱交換器の解説
4.社員の方との昼食
・入社経緯や社内の雰囲気について雑談
5.現場監督の体験
・現場回り(3、4ヶ所)
・積算体験
6.社内見学
何を学びましたか?
一つは、学校で学んだことと、実務とでは必要とされることに差があることです。
特に、現場監督の体験では、部材の収まりなどについて学校で学ぶ機会がなかったなと感じましたし、現場の職人さんとのコミュニケーションなど、実際に実務の経験を積まないとわからないであろうことがたくさんあるということを学ぶことができました。
二つ目は、住宅業界にも色々あるということです。昼食の際に社員の方が「自分が住みたいと思えるような家を作っている会社を選んだ」と仰っていたのを聞いて、就職活動の際は、十分に企業研究をする必要があるなと感じました。
三つ目は、学びということではないのですが、若いうちになんでも経験しておこうということです。社員の方々のお話を聞く中で、一人の社会人として、学校を卒業されてから様々な経験をしてこられたことを伺いました。計画を立てるのも大事ですが、後先考えずに、とまでは行かないまでも、心の向くまま、失敗を恐れずに今やりたいことをやってみたいなと改めて思いました。
社会人になる前の準備として、この体験をどのように活かしますか?
就職に向けた心の準備に役立つと思います。大まかな全体像を掴むことができたので、自分が就職した時のイメージができるようになりました。それが学習のモチベーションにもなると思います。
インターンシップに参加前と参加後での変化を教えて下さい
ホームページで見ていた内容に加え、実際に働いていらっしゃる社員の方々と話し、実際の現場を見学することができた体験は大きかったです。社内見学もさせていただいたので、先ほども述べたように、自分の働く姿をイメージすることができました。
また、一つの仕事を責任もってするにあたって、特に住宅という明確な答えのないものを仕事にするにあっては、多くの知識が必要で、ずっと勉強を続けていくのだろうなと改めて認識しました。一生をかけて学び、チャレンジし続けられる素敵な仕事だという反面、それができる環境も珍しいということも分かったので、自分の人生と仕事の関係についてより深く考え、自分に合った場所で働きたいと、より強く思うようになりました。
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